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- 武蔵野市での不動産売却の動向と予測
2022年~直近にかけての、武蔵野市における不動産売却相場の動きを振り返りつつ、2024年以降はどこのどのような物件に需要がありそうかの予測もしています。
武蔵野市 一戸建て(築古・中古)売却相場の
2022年から現在までの動向分析と
2024年以降の需要予測
武蔵野市 中古一戸建ての売却価格推移
【表 2022年から直近の一戸建ての平均売却価格推移(単位:万円/月)】
2022年はこれくらいで売れました
仲介 8,776万円で売れました
買取 6,143万円で売れました
2023年はこれくらいで売れました
仲介 8,838万円で売れました
買取 6,187万円で売れました
直近はこれくらいで売れています
仲介 8,140万円で売れました
買取 5,698万円で売れました
武蔵野市で売れた一戸建て(築古・中古)の特徴を比較
武蔵野市で売れた一戸建て(築古・中古)の特徴を、年次で比較します。
2022年から2023年にかけて売れた物件の特徴には大きな変動は見られませんでした。売却平均価格も大きな値崩れはなかったことから安定した取引が行われていたことが分かります。
武蔵野市で売れた一戸建て(築古・中古)の特徴 年次推移
売れた特徴 | 2023年 | 2022年 |
---|---|---|
築年数(平均) | 16.6年 | 16.7年 |
建物面積(平均) | 96.82㎡ | 98.03㎡ |
土地面積(平均) | 126.03㎡ | 133.46㎡ |
価格(平均) | 8,838万円 | 8,776万円 |
2024年以降の一戸建て(築古・中古)需要予測
ずばり、
武蔵野市の中古一戸建て需要は
- 「暮らしやすさ」向上により、2024年以降も継続して見込めるでしょう。
- 積極的な緑地化により、今後も幅広い世帯から人気が集まると期待できます。
「暮らしやすさ」向上による人口増加に期待
武蔵野市は、都内でも特に人気のエリアです。
市域が狭いことで生活圏がコンパクトにまとまっていて比較的どの場所でも暮らしやすいと定評があります。
市ではそんな市域の狭さを活かしたいくつかの取り組みが進行中です。
代表的なものとして、居心地がよく歩きたくなる街づくり「ウォーカブルシティ」が挙げられます。
「ウォーカブルシティ」とは、生活道路への安全対策を行い、人を中心とした道路環境にする取り組みです。
武蔵野市は「まちなかに休憩できるスペースが少ない」ことが課題とされていますが、取り組みを行うことで障害者や高齢者など 長い距離を歩くことが困難な人も 積極的にまちに出ることが可能になります。
今後これらの街づくりが影響した人口流入に期待ができ、その動きに併せて中古一戸建て需要も継続して見込めると考えます。
参考:武蔵野市役所 総合政策部 企画調整課|むさしのキッズページ 住(す)みたいまち むさしの
参考:武蔵野市役所 都市整備部 まちづくり推進課|武蔵野市都市計画マスタープラン2021
参考:武蔵野市役所 都市整備部 まちづくり推進課|武蔵野市バリアフリー基本構想改定 ウォーカブルなまちづくりにおけるバリアフリー
都内では珍しい緑地の多さで人気は高まる
武蔵野市は、多くの緑地が残された自然が溢れるエリアです。
2016年時点での緑被地面積は市域面積の4分の1を占めています。
市内には自然を活かした「武蔵野中央公園」、「井の頭恩賜公園」といったお出かけスポットも充実しており、常に注目度が高い地域です。
武蔵野市は今後も緑地の保全活動を積極的に行なっていく予定です。
以上のことから、武蔵野市は都会でありながら緑が豊かな癒しの空間が共存しており、今後も幅広い世帯からの人気が集まるでしょう。
参考:武蔵野市役所 環境部 緑のまち推進課緑化係|武蔵野市のみどり_武蔵野市自然環境等実態調査報告書概要版(平成29年4月)
参考:環境部 緑のまち推進課緑化係|緑と公園の資料集2019年度版
武蔵野市 中古マンション売却相場の2022年から
現在までの動向分析と2024年以降の需要予測
武蔵野市 中古マンションの売却価格推移
【表 2022年~直近の中古マンションの平均売却価格推移(単位:万円/月)】
2022年はこれくらいで売れました
仲介 5,033万円で売れました
買取 3,523万円で売れました
2023年はこれくらいで売れました
仲介 5,085万円で売れました
買取 3,560万円で売れました
直近はこれくらいで売れています
仲介 6,023万円で売れました
買取 4,216万円で売れました
武蔵野市で売れた中古マンションの特徴を比較
武蔵野市で売れた中古マンションの特徴を、年次で比較します。
2022年から2023にかけて、平均売却価格や売れた物件の特徴に大きな変動はなかったことから、「築年数30年前後」「専有面積60㎡前後」の物件に人気が集まっていたことが分かります。
武蔵野市で売れた一戸建て(築古・中古)の特徴 年次推移
売れた特徴 | 2023年 | 2022年 |
---|---|---|
築年数(平均) | 28.7年 | 30.9年 |
専有面積(平均) | 62.18㎡ | 60.54㎡ |
価格(平均) | 5,085万円 | 5,033万円 |
2024年以降の中古マンション需要予測
ずばり、
武蔵野市の中古マンション需要は
- 2024以降も堅調に推移すると見込まれます。
- 高齢者の単独世帯増加によって武蔵野市全域で高まっています。
高齢者単独世帯増加による需要に期待
武蔵野市では近年高齢者の単独世帯が増えています。
その理由としては、市域が狭く、生活に必要な施設が歩いて行ける距離にあるなど高齢者の方でも暮らしやすい環境が整っているためです。
そんな魅力に惹かれて、市外から転入する高齢者もいます。
実際それらのニーズに合わせて単身世帯向けのマンションも多く建ち始めている状況です。
中でも注目のエリアは「武蔵境駅」近辺です。
武蔵境駅近辺は「武蔵野プレイス」といった地域の交流を図る施設や、市内外からも利用する人が多い「武蔵野赤十字病院」があります。
武蔵野市の環境整備は今後もさらに進められていく予定です。
暮らしやすさ向上に伴って、高齢者単独世帯が増えていけば、中古マンション人気はより一層高まるでしょう。
市内全域で高まるマンション需要
武蔵野市の駅近辺に所在するマンションは時期を問わず好条件での売却が可能です。
その理由として都内の主要駅へのアクセスが抜群であることが挙げられます。
中でもJR中央線が通る「吉祥寺駅」「武蔵境駅」「三鷹駅」近辺は市外へ通勤する層からのニーズがあります。
特に「吉祥寺駅」は新宿駅まで直通15分以内で行くことが可能です。
加えて、「JR中央線」「JR総武線」「京王井の頭線」の3つの路線が通るため利用率も高く、「吉祥寺駅」近辺は都内でも絶大な人気を誇っています。
中古マンション市場は、今後も単身世帯からファミリー世帯向けの幅広いタイプのマンションに継続して需要が集まるでしょう。
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武蔵野市 土地売却相場の2022年から現在までの
動向分析と2024年以降の需要予測
武蔵野市 土地の売却価格推移
【表 2022年~直近の土地の平均売却価格推移(単位:万円/月)】
2022年はこれくらいで売れました
仲介 1億435万円で売れました
買取 7,305万円で売れました
2023年はこれくらいで売れました
仲介 1億1,136万円で売れました
買取 7,795万円で売れました
直近はこれくらいで売れています
仲介 1億1,067万円で売れました
買取 7,747万円で売れました
武蔵野市で売れた土地の特徴を比較
武蔵野市で売れた土地の特徴を、年次で比較します。
2022年から2023年にかけて、取引された土地の「面積」は広くなっており、それに伴って平均売却価格も約700万円(前年比6.7%)上昇という結果となりました。
「広い土地」が求められているというのもありますが、地価が上昇していることも影響しているでしょう。
武蔵野市で売れた土地の特徴 年次推移
売れた特徴 | 2023年 | 2022年 |
---|---|---|
面積(平均) | 173.40㎡ | 168.11㎡ |
価格(平均) | 1億1,136万円 | 1億435万円 |
2024年以降の土地需要予測
ずばり!
武蔵野市の土地需要は
- 市内全域で高まるでしょう。
- 特に注目の場所は「吉祥寺駅」「武蔵境駅」周辺です。
市の安定した人気によって、さらなる地価上昇に期待
武蔵野市は「住みたい街ランキング」に必ず上位にランクインしている人気の地域です。
理由として、都心へのアクセスの良さやお買い物施設が充実していることが挙げられます。
そういった人気が功を奏して、近年地価は上昇し続けています。
実際に、地価公示を見ると、武蔵野市における住宅地の地価は+4.3%で、この数値は多摩地区全26市の中で調布市、府中市に次ぐ3番目に高い上昇率です。
生活道路の安全対策や、整備、緑地化などはこれからも継続的に行われ、暮らしやすさがより向上すると期待されています。
よって、今後も土地需要が見込まれて地価の上昇が後押しされる可能性が高いでしょう。
参考:財務局|令和6年 地価公示価格(東京都分)
参考:武蔵野市役所 都市整備部 まちづくり推進課|武蔵野市都市計画マスタープラン2021
特に「吉祥寺駅」「武蔵境駅」、それらに隣接するエリアでの土地ニーズあり
武蔵野市の中でも特に注目されている地域は「吉祥寺駅」と「武蔵境駅」近辺です。
吉祥寺駅の付近には「成蹊大学」があり、武蔵境駅には「亜細亜大学」「日本獣医生命科学大学」があるなど継続して大学生の居住ニーズが期待でき、賃貸経営目的でも土地需要が高いエリアです。
ただ、人気なのでもう土地があまり売られておらず、その隣接するエリアの人気も高まっています。
以上のことから、「吉祥寺駅」「武蔵境駅」エリアに隣接する場所でも好条件での売却が可能でしょう。
武蔵野市の不動産市況に関連する
重要マクロデータの推移
人口推移と人口増加率
外国人の人口増加
武蔵野市の人口は2024年11月時点で「14万8,256人」です。
武蔵野市が2022年に実施した将来人口推計では2026年には15万人を突破し、2052年には約16万1,000人になると見込んでいます。
実際に、日本各地で人口減少が課題となっているなかで、武蔵野市の人口は伸び続けており、10年前の2014年同時期から6,000人以上増加しました。
また、近年では外国人の人口が増加しており、2022年の同時期「3,272人」から1,000人近く増加し、現在は「4,188人」となっています。
年齢構成について
増え続ける老年人口
2024年11月1日時点での武蔵野市の年齢構成は、以下の通りです。
- 年少人口(15歳未満):11.7%
- 生産年齢人口(15~64歳):52.4%
- 老年人口(65歳以上):35.9%
2014年と比較すると年少人口は0.03%、老年人口は14.5%増加し、生産年齢人口は14.8%減少しています。
人口は増加傾向にありますが、老年人口の増加が目立っていることから、高齢化が加速していることが窺えます。
世帯数について
高齢者単独世帯の増加
武蔵野市の世帯数は、2024年11月時点で「7万9,360世帯」となっています。
世帯数は毎年、増加し続け右肩上がりです。
武蔵野市の世帯における特徴として、1世帯あたりの人数が少ないことが挙げられます。
2020年には単独世帯が全体の50.5%、核家族世帯が45.9%と半分近くを占めていました。
また、高齢者単独世帯が増加傾向にあり、人口は増加しているものの、単独世帯・核家族以外の世帯が少ないことから少子高齢化が課題となっています。
参考:武蔵野市役所 市民部 市民課|統計資料(令和6年11月1日現在)
参考:武蔵野市役所 市民部 市民課|人口統計(平成26年)
参考:武蔵野市役所 総合政策部 企画調整課|武蔵野市の将来人口推計
参考:武蔵野市役所 総合政策部企画調整課|武蔵野市の将来人口推計(令和4(2022)年~令和34(2052)年)について【速報版】
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